水彩画はなみずき会の代表を務める 石川 孝子さん 伊勢原在住 74歳
目標を持って挑戦する
○…「色の透明感ときれいさが水彩の特長だと思う。難しいのは色をつける前のデッサン。8割色をつけ、2カ月ほど寝かして再度絵と向き合うといろいろ見えてくる」と水彩画の魅力を語る。年に1回、作品を持ち寄り発表する『水彩画はなみずき会』の作品展。伊勢原はもちろん、秦野や厚木などから出品する人もいるなど、皆で作り上げる作品展を目指し、今年で21回目を迎える。
○…水彩画を始めたのは40代の頃。子育てが一段落し「自分の趣味を持とう」と伊勢原市在住の画家・故芝山幹晴氏の教室に入会したのがきっかけ。「先生の白を活かす作風が好きだった」と当時を懐かしむ。「出来ることは後でもいいから、何か苦手なことに挑戦しようと思った。思えば、小学校の夏休みに描いた自宅裏の風景画で賞をとったのが頭の片隅にあったのかも」と照れ笑い。会は21年前、当時自身も含めた芝山氏の教え子の作品発表の場として始動。やがて教室は解散するが、会は継続し、今年は29人が作品を発表する。
○…生まれは東京だが、1歳半で父親が他界し、母の実家である伊勢原に転居してきた。学校を卒業後、JAいせはらに事務職として勤務。結婚、子育てを経て現在は息子夫婦と3人の孫の6人家族で暮らす。毎朝20分ほどの散歩が日課で、季節の移り変わりや日常の何気ない風景を楽しむ。旅行も好きで、一人で海外ツアーに参加するなど活動的だ。「やりたい事をやっているだけ。ただ一度始めると続ける性格。熱心じゃないけど」とはにかむ。
○…4月6日(金)から8日(日)まで、中央公民館で開催される今年の作品展。「年1回だけれど会員同士の交流の場であり、切磋琢磨の場になっている。絵を描く人に悪い人はいないから誰でも参加を」と優しく微笑む。自身の将来の目標は、都内の展覧会で入選すること。「何か目標がないとつまらないから」。人生を楽しみ、常に挑戦し続ける。
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