小園 子ども神輿を元気に 17日、18日に地区内を巡行
少子化などで元気のなくなった地域の「子ども神輿」を再活性化しようと、小園地区のメンバーが奔走している。8月から企画を煮詰め、9月17日、18日に同地区内を練り歩く。
同地区の「子ども神輿」は昭和62年に作られ、毎年この時期に行われる子之社例大祭に合わせて巡行している。子ども達の賑やかな声が祭りを盛り上げ、かつては順番待ちで担ぎあった「子ども神輿」。しかし近年の少子化などから、徐々に担ぎ手が減り、最近は自治会役員も子どもに混ざって担ぐように。昨年には少人数でも引いて歩けるよう台車が作られた。
「楽しくない神輿にならないで」。一念発起した小園自治会(矢部彰孝会長)らメンバーは、PTAや子ども会、お囃子の若手や保護者らに呼びかけた。ラジオ体操のカードをヒントに、神輿のルートをスタンプラリーにし、参加賞など景品も用意した。「地域の伝統を守って、元気な姿が見たい」と矢部会長は話している。
神輿は子之社を出発し小園地区を2日間かけ巡行する。17日は12時15分、18日は朝8時30分に子之社境内集合。「巡行中の飛び入り参加も歓迎」という。