市内の小・中学生を対象にアイデア作品を募集した「あやせっ子創意くふう展」の二次審査を通過した作品25点が、9月16日から18日まで綾瀬タウンヒルズで展示され、約3000人が来場した。
同展は毎年この時期に開かれており、今年で26回目。夏休み期間に子ども達が「こんなものがあったらいいな」と、考え出した作品が576点寄せられた。調味料の空き箱などを使って製作した「ガラクタサウルス」が展示され、見物にきていた落合小学校3年の新倉雅史くんは「3週間くらいかけて作りました。展示されて嬉しい」と話していた。
市長賞には北の台小学校3年生の佐々木悠河くんの「チョウチンアンコウ」が選ばれた。この作品はアンコウの口についた風車が回ると頭部のちょうちんに取り付けられたランプが青く光る。羽が逆向きになった別のプロペラをつけると赤く光る工夫がされている。他の展示作品などは地震の揺れで電動のセンサーが鳴るものや靴に非常食を付けられるものなどが並び、担当職員によると「今年は震災の影響か、防災やエコの関連作品が多い」という。
作品の上位5点は11月11日から13日まで神奈川中小企業センタービル(横浜市中区)で開かれる「県青少年創意くふう展覧会」に出品される。