胸に事故0(ゼロ)のしるし 大和署と交安協がバッチ作成
4月6日から15日まで全国で行われた「春の交通安全運動」。大和警察署交通課の職員や大和綾瀬交通安全協会(古郡保正会長)のメンバーらは、胸に数字の「0」をモチーフにしたオリジナルバッチを付けて交通安全を呼びかけた。
このバッチは「事故ゼロ」の心を常に胸に刻んで日々の業務に取り組むため作られた。大和署が管轄する綾瀬市・大和市域では2011年11月20日に大和市西鶴間で発生した自動車と二輪車の衝突事故による死亡事故発生まで、交通事故による死亡事故ゼロが333日継続。これは同署過去最長の継続日数だった。
発生後、当時同署交通課交通担当の倉本和義次長と古郡会長が「また気を引き締め直し、事故ゼロをめざして呼びかけていこう」と交通安全啓発物の製作を企画。意識が高まり、いつでも身につけられるものとしてバッチ製作が決まった。
デザインは協会メンバーと交通課職員が考えた。ゼロの数字をベースに、交通に携わる人が付ける腕章の緑と白の縞模様がついている。バッチの裏面には最長継続日数の「333」が刻印されている。3月中旬に100個を作成。交通課職員や関係団体のメンバーがバッチを付け始めた。近隣の交通安全協会などからも好評で、参考にされているという。
現在89日継続
12年1月20日から、大和署管轄内の死亡事故ゼロ継続日数は4月17日現在89日継続されている。古郡会長は「死亡事故だけでなく、交通事故がゼロになるよう、これからも呼びかけていきたい」と話していた。