特別連載企画【4】 打上げの舞台裏 理解と協力の結晶 ―花火まで、あと22日
8月25日(土)の「第36回綾瀬市商工会青年部花火大会」について5回にわたって紹介します。
36年前の夏、盆踊り大会のフィナーレとして始まり、今では綾瀬の夏の風物詩となった「綾瀬市商工会青年部花火大会」。誕生には、当時青年部員で花火打上有資格者でもあった故・小菅昭文さんの存在があった。
小菅さんは「あつぎ鮎まつり花火大会」なども手がける(株)ファイアート神奈川の和田吉二代表と親戚関係。「”B級品”なら廉価で上げられるのでは」と始まった。25年前からは子息・昭一さんも資格を有し一緒に打上げに携わり、少しずつ規模拡大してきた花火の歴史を親子で支えてきた。3年前に昭文さんは他界したが、昭一さんは青年部を卒業した現在も「名誉部員」として携わる。「綾瀬の花火は間が開かない約30分でひとつの花火。皆でひとつになっている、他には無い花火」と昭一さん。
協賛金の協力はもちろん、打上げには多くの人・団体・施設の理解と協力がある。農用地や商業施設、病院も混在する打上げ場所周辺では、出荷用作物に花火のくずが落下するリスクがある中で理解を示す地権者の存在や、周辺混雑の理解や観覧場所として一部駐車場を開放する施設なども。同日開催の「いきいき祭り」と連携で市も協力し、来場者の安全確のために警察も配慮している。「本当に多くの方の理解とご協力で花火が打ち上げられ、たくさんの人を綾瀬に呼ぶことができる。感謝している」と青年部員は話している。
最新の情報は青年部ブログ【URL】http://u-40.seesaa.net/で配信している。