綾瀬市では8月20日(月)から、市内在住の人を対象に食品の放射性物質検査を開始した。費用は無料で、電話などで検査日時を予約し、検査前日に市市民協働課広聴相談担当へ持参する。翌日には結果と検体が返却される。
この検査は放射能汚染の不安解消を目的に市民が安全・安心して消費生活できることをめざしている。
検査は予約制で、事前に市市民協働課の広聴相談担当へ電話または窓口で申し込む。所定の申込用紙に、検体名や購入場所、産地などの必要事項を明記し、提出。用紙はホームページでもダウンロードでき、自宅で記入して持参も可。
対象品目は市民から検査依頼のあった食品で、購入日や採取日、および生産地が明確なもの。1人につき1回1検体。販売を目的にした食品は対象外となる。検査には1kgまたは1リットル以上必要で、測定に際して洗浄や細かく潰す、刻むなどしてビニール袋に入れて持参。測定に使用した検体などは全て持ち帰ることが条件。衛生上、持ち帰った検体の飲食は不可となる。
検査は検体を容器に入れ、1時間ほどで測定結果が出る。国が基準値を発表している「セシウム134」「セシウム137」の検出値の検出結果を返却される。1日に4件まで検査予約を受け付ける。
21日の時点で2人の申込みがあり、朝食シリアルと小麦粉末が検体として持ち込まれたが、高い数値は検出されなかった。担当課では「無料で検査できるので、安心して食生活を送れるよう多くの方に利用してもらいたい」と話している。
検査機器は日本サード・パーティ(株)「AT1320C」。消費者庁および独立行政法人国民生活センターから貸与を受けたもので、導入は2011年9月から検討が進められていた。レンタル料は無料だが、年に1度のメンテナンスに30万円ほどかかるという。
問合せは同課【電話】0467・70・5605まで。
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