綾瀬版 掲載号:2012年9月7日号
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8月から南部ふれあい会館で開講した日本語教室の日本語教師を務める 渡邉 誠一さん 上土棚南在住 69歳

心豊かでいられるように

 ○…市民ボランティアにより開かれている「あやせ国際友好協会」の日本語教室。吉岡に加えて8月からは南部ふれあい会館でも始まり、そこで再び「教師」となった。小学校教諭として長年児童教育に携わった経験から「言葉の分からない子ども達を温かくケアしてあげたい」。過去にはロシアで日本人学校教諭として赴任した経験もあり、国際交流には一際強い想いをもつ。

 〇…昭和17年の生まれ。戦火を逃れるために父の故郷・新潟へ疎開し、小学6年生まで過ごした。「食べることさえ不自由する貧しい暮らしだったけど、心は豊かだった」。物不足な日々だったが、その分細やかなことに楽しさやときめきがあった。小学校卒業後は東京へ戻ったが、友達や恩師は、今でも連絡を取り合える仲だ。「現在は不自由がなくなった分、ひずみや歪みばかり気になるのかもしれないですね」。少し複雑な表情を浮かべた。

 〇…強い憧れから、41歳の時に日本人学校の教師として家族を連れて旧ソ連・モスクワに渡った。3人の息子達は当時小学校4年生、1年生、2歳半。感性豊かな時、言葉の壁を乗り越え、異文化を認め、受け入れる3年間を過ごした。「瑞々しい、人間の基礎を育む時期に異文化を体験することはとても重要だと教育に携わる者として学ばされました」。息子たちは国際結婚や青年海外協力隊など各々の道を心豊かに生きている。大切にファイルに綴じた息子が掲載された新聞を見せて「親バカですみません」と頬をゆるませた。

 〇…現在は地域の民生委員・児童委員、集合住宅の高齢化・活性化対策アドバイザーとしても活動する。仕事ではなく自由の身でやりたい事をやる今は「一番楽しいかもしれない」。国際的に限ったものでなく、人同士の垣根を低くし、ボーダーレスな憩いの場としてコミュニティカフェを作りたい野望もある。自分の心にもボーダーなく、チャレンジを続けていく。
 

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