SA・PA接客コンテスト 従業員1万人の頂点に 吉岡在住の石田真紀さん
東名高速道路 海老名サービスエリア下り線に勤務する石田真紀さん(吉岡在住・21歳)が、NEXCO中日本が管轄するサービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)の商業施設スタッフを対象に10月末に開かれた「第4回SA・PA接客コンテスト」でグランプリに輝いた。
コンテストはカスタマーサービスの向上を目的に4年前から開かれている。同社が管轄する155カ所のSA・PAの約1万人のスタッフを対象とし、各施設毎の選考、5カ所のブロック選考を突破した人が本選に出場できる。
ロールプレイング形式で実演し、好感度やコミュニケーション力、販売力などを競う。レストラン部門、フードコート部門、物販部門の3部門で行われ、全部門から1人グランプリが選ばれる。石田真紀さん=人物風土記で紹介=はこのグランプリに輝いた。
石田さんは高校1年生だった6年前から海老名SA下り線フードコートにアルバイトとして勤務している。今回から同コンテストにフードコート部門が新設され、日ごろから笑顔で接客を心がけ、スタッフ間でもムードメーカー的役割を果たしている石田さんに白羽の矢が立った。
コンテストではメニューの説明や利用客のニーズに合った提案、サービスエリアについての説明までスムーズに行い、審査員の心をつかむ接客を展開。結果発表でスポットライトが当てられると、涙を浮かべて喜んだ。「今後もお客様に喜ばれる接客をしたい」と石田さんは話す。
同SAの原田秀和総支配人は「日頃から外部講師などの研修も受け、スタッフの接客力向上には力を入れています。周囲のスタッフにも良い影響となるのでは」と話していた。
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