市民総働でチャリティ 映画上映に団体や市民、商店が協力
東日本大震災復興支援を目的にした映画「エクレールお菓子放浪記」の上映会が3月2日(土)に綾瀬市文化会館で行われる。会場では市内洋菓子店によるエクレアの販売や、被災地へ送るカイロや喪服の受付も行う。
同映画は震災前の宮城県石巻市で主にロケが行われ、全国ロードショーを目前に震災の影響で中止となった。各地で自主上映の輪が広がっている。
綾瀬市では8月にこの映画の試写会を関係者約30人を集め実施。市内で社会活動を行う綾瀬青年会議所や市民活動団体らで11月下旬に実行委員会(松村孝徳委員長)が結成され上映にむけた動きが始まった。
多くの市民を巻き込んで上映会をより盛り上げようと、映画の中でキーとなるお菓子「エクレール(エクレア)」に関連し、実行委員会では市内の洋菓子店に会場でのエクレア販売を依頼。深谷の「irodori」が快諾し、普段は店舗で販売していないエクレアを上映会のために作り、販売することが決まった。エクレアはひとつ150円で、300個販売される予定。同店の杉本悠シェフは「自分たちにも何か手伝うことができるなら。せっかくなので、ぜひ多くの人に食べてもらいたい」と話している。
また当日は、自ら被災者でありながらも「スコップ三味線」で被災地の慰問を行う「石巻スコッパーズ」の演奏も行われる。代表の瀬戸久美子さんは同市で遺体安置所のボランティアなども行ってきた。
3月2日(土)「市民活動フェスタ」の1日目に行われる。午前10時からと、午後2時からの2回。前売り券1000円、当日券1500円(小・中・高生は800円)。映画の収益や会場での募金は震災復興支援のために使われる。
上映会の問合せは松村実行委員長【携帯電話】090・4720・2400へ。
カイロと喪服を募集
会場では被災者へ送るための「使い捨てカイロ」と喪服を集めるブースも出店される。喪服についてはサイズ自由で、1着につき配送などの協力金として100円。「石巻スコッパーズ」の瀬戸さんを通じて各地の仮設住宅へ届けられる。支援物資についての問合せは綱島さん【携帯電話】09015442202へ。
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