綾瀬市新年度予算案 一般会計2年連続の減 市税収入は5年ぶり増
綾瀬市は2月26日に、2013年度の当初予算案を発表した。全会計は前年度比1・0%減の437億9400万円で、一般会計は2年連続減となる253億7千万円。笠間城治郎綾瀬市長は「先行き不透明な状況をふまえ、持続可能な都市経営の確立と市民生活重視の施策に取り組む」としている。
一般会計は12年度より5・2%減。7年ぶりの減となった同年からさらに減少した予算規模となった。市はこの主な要因を「綾瀬スポーツ公園の整備が進んだことによる工事費の減、神崎遺跡保存整備事業に係る用地取得費の減によるもの」としている。
また歳入の柱となる市税収入は126億7千万円で、前年度比0・5%増。5年ぶりの増額となった。市は「市民税・固定資産税はほぼ横ばいとなっているが、市たばこ税の県から市への税源移譲による増」を主な要因にあげている。
たばこ税は前年度より8・5%増となる5千万円増を見込んだ。また、個人市民税は個人所得の減少により3千万円の減を見込んでおり、法人市民税については税率引き下げの影響があるものの一部企業の業績回復が見られることから2千万円の増を見込んでいる。
市は11年度から10年間の「新時代あやせプラン21後期基本計画」にある環境保全や文化推奨、地域活性などの「重点プロジェクト」の関連事業を優先的に推進し「健全な財政運営を基調に取り組む」としている。
新規事業
▽総合福祉会館複合施設の建設▽病児・病後児保育への助成▽こどものまち「ミニあやせ」の開催▽(仮称)あやせ商業者パワーアッププロジェクトの展開▽省エネ・蓄エネ設備等の設置助成▽高齢者宅への家具転倒防止器具の設置助成▽災害時要援護者支援マニュアル(概要版)の全戸配布▽広域避難場所案内表示板のユニバーサルデザイン化▽寺尾いずみ会館飛散防止フィルムの設置▽協働事業の第三者機関の設置▽市民活動センターあやせ実施事業運営の民営化
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