深谷上在住 高島〆子（しめこ）さん 障がいと病 のり越え展覧会 押し花と絵のコラボ
キャンバスに向かう高島さん
７歳で大病を患い肢体不自由の障がいを抱え、さらに44歳で呼吸器の病にかかり「余命２年」とかつて宣告された73歳の女性が、６月19日から23日まで、海老名市民ギャラリーで初めてのコラボ展に挑戦する。
深谷上在住の高島〆子さん。綾瀬に生まれ、綾瀬で育った高島さんは、幼少の頃から絵が好きだった。体調がすぐれない時は絵手紙を、回復すると自分の体よりも大きなサイズのキャンバスに向かい、体いっぱいに絵を描いた。今回コラボする桐ケ谷恵美子さんは元ヘルパー。介助してもらいながら時間を共に過ごし、のちに絵画仲間となった。
押し花講師の一面も併せ持つ桐ケ谷さんと「一緒にコラボ展を開いてみたら」と綾瀬市ボランティア連絡会（中西信子会長）の勧めで今回の開催が決まった。開催のための会場準備などは同連絡会のメンバーを中心に進め、当日も１日に４人、案内係として協力する。高島さんは「相乗効果で素敵な展示になるはず。多大な協力も頂いたので、ぜひ多くの方に見てもらいたい」と話す。
今回は自身にとって初の個展。これまで描いてきた作品約25点を展示する予定で県展で入選した大作「薫風」なども並ぶ。各作品には、これまでに出会った人達との思い出や感謝が込められているという。
時間は午前10時から午後５時（最終日は４時）まで。問合せは高島さん【携帯電話】０９０・３４０４・００５１へ。
