綾瀬もろこしをPR 市内外で試食や販売など
綾瀬産とうもろこしの魅力を伝えようと市や生産者、団体らが一丸となって取り組んでいる。7月3日には市内でとうもろこし料理の試食会が開かれ、市外でも生産者らが店頭に立って販促活動なども行った。
市内では例年6月下旬から7月下旬にかけて路面で直売する農家の姿も目立ち始め、とうもろこしの収穫も最盛期をむかえる。市内の直売のほか、大型スーパーや生協などへ出荷され、1本あたり約150円程度で販売されている。
JAさがみ綾瀬営農センターによると綾瀬市トウモロコシ部会には現在9人が所属し、約8haの畑でとうもろこしを栽培している。主な品種は実が大柄で食べごたえのある「ゴールドラッシュ」と「恵味ゴールド」で、最盛期の1カ月間では約88トン、本数にすると22万本を収穫している。1日当たりの収穫量は約7300本となる。
とうもろこしが夜間に糖分を貯蔵する性質であることから、「朝取り」にこだわっている。収穫直後から徐々に甘み成分が抜けてしまうことから、市内の農家は朝3時頃から収穫作業を始め、その日の朝に出荷している。
市外でPR販売
7月3日には横浜市中区の「シルクセンター」内「かながわ屋」の店頭で綾瀬産トウモロコシをPR販売した。6月下旬から7月の気温に適しているという「ゴールドラッシュ」を約500本販売。同店を訪れた人に綾瀬産トウモロコシの美味しさを売り込んだ。市域を越えた販売活動は初の取り組み。
料理の試食会
同じく3日に、市内では保健医療センターで市食生活改善推進協議会(山崎弘子会長)と市地場農産物消費拡大推進協議会(比留川晋会長)がトウモロコシ料理の試食会を開いた。
試食会には15人が参加。食生活改善推進員がアイデアを寄せ合って作った「とうもろこしごはん」や「コーン天ぷら」「スタッフドエッグ」など9品が並び、とうもろこしのさまざまなレシピを紹介した。
参加した大上在住の石原喜久子さんは「加熱すると甘味が増してさらに美味しくなる。収穫したてがいちばん甘いと聞いたので今後はより新鮮なとうもろこしを味わいたい」と話していた。
「美味しい」という感想を聞き、山崎会長は「地場野菜の魅力が伝わって嬉しい。手軽な食材で簡単に作れるレシピなので是非家庭でも実践してもらえたら」と話していた。市HPでは「とうもろこしごはんのレシピ」が紹介されている。
問合せは市農業振興課【電話】0467・70・5622へ。
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