梨品評会で県知事賞 深谷上在住の笠間厚夫さん
綾瀬市、海老名市、大和市、寒川町の3市1町の梨農家が育てた梨を出品し審査される「第54回湘南梨品評会」が8月16日に寒川町総合体育館で開かれ、深谷上在住の笠間厚夫さん(63)の梨が86点中、最上位の「神奈川県知事賞(優等賞)」に選ばれた。表彰式は10月2日にJAさがみ寒川支店で行われる。
同品評会は梨の形、味、色合いなどを県農業技術センターの職員が審査する。上位を数点ピックアップし、さらに糖度審査を行って順位が決まる。綾瀬市農業振興課によると「市内では過去10年ほどで受賞歴を聞いたことがない。名誉ある賞」という。笠間さんの出品した他の2点も、3位の寒川町議会議長賞と6位の湘南地域県政総合センター所長賞に選ばれた。
笠間さんは先祖代々の農家で、18歳から梨の生産を続けている。これまでに品評会で入賞歴は何度もあったものの県知事賞は初めてという。「親父の代から続けています。今年は雨が少なく苦労したがいつも通りの出来」と話す。受賞した「幸水」の品種は終了したが、品種によっては例年9月中旬ごろまで収穫できるという。天候により収穫できないこともあるが、笠間さんの梨は農園そばの直売で購入できる。
問合せは市農業振興課【電話】0467・70・5622へ。
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