来年度、綾瀬市に新規出店を計画している三浦藤沢信用金庫(本部/横須賀市)はこのほど、関東財務局から名称変更の認可を受けた。来年1月6日から「かながわ信用金庫」としてスタートする。
先月14日に平松廣司理事長(=写真左)に関東財務局横浜財務事務所の井上泰延所長から認可書が手渡された。
名称変更は地域での存在力強化と営業エリアの広域化に伴うもの。綾瀬の新店舗を足掛かりに、新たな地域への将来展開も視野に入れている。平松理事長は「発展的・創造的なイメージのある名前を選んだ」と説明。今後は融資を通じた資金提供を主軸に、コンサルティング業務の充実やシンクタンクの設立などで中小企業の経営支援体制の強化を図るとしている。
平松理事長 一問一答
--綾瀬に新規出店を決めた理由は何でしょうか。
「工業団地を中心にモノづくりの現場が元気だ。強い中小企業が多く、景気低迷、競争激化時代をたくましく生き抜いている。細かな資金ニーズへの対応や経営相談、信金らしいサポートを受け入れてもらえるはず。希望と自信を持っている」
--信金の営業スタイルとは。
「職員が1軒1軒訪問する親しみやすさ。これが信金の強み。中小企業経営者の身近なパートナーでもある。古くて新しい信金の文化を根付かせたい」