小園自治会(矢部彰孝会長)が今月18日、小園地区7つの防犯パトロール隊と防犯・防災関係団体と連携し、一斉パトロールを実施した。当日は146人が集まり、大和警察署や市役所の協力のもと、2班に分かれ防犯を呼びかけた。
この取組は小園自治会内9区の全隊が集まり実施するもので、昨年に続き2度目の開催になる。一斉パトロールという形で行っているのは、市内では小園地区だけだという。
同地区の防犯パトロール隊は、2003年に小園自治会6区で最初に発足した。以降、各区で同様の動きが始まり、2009年には9つ全ての区で7つのパトロール隊(3・7・8区は合同)が組織され、現在は約300人が所属している。
主な取組みは、地域の見守り。それぞれの特色を活かした防犯活動を行う傍ら、ゴミ拾いをしながらのパトロールなど地域の環境美化にも貢献してきた。
しかし、長年の取組みの中で活動がマンネリ化。隊員の高齢化などの課題も浮き上がり、新たな方針が模索されていた。
そんな中、年に1度の全体会議で一斉パトロールの案が提案された。「全隊でパレードすれば活動のPRになり、防犯意識の向上や新たな人材の確保にもつながると考え実施を決定した」と同自治会は話す。
当日は青色防犯パトロールカーや県警パトカーも加わり、3区・7区と8区を2班に分かれ練り歩いた。いまだに被害が増え続けている振り込め詐欺の注意喚起を青パトでアナウンスしながら、隊員たちがティッシュを配り防犯の呼びかけを行った。
「この取り組みが他の地域にも広がり、ゆくゆくは綾瀬市統一の一斉パトロールが実施されれば。安心・安全なまちづくりのために、防犯団体の組織化や市民一人ひとりの防犯意識が高まることを期待したい」と、矢部会長は話している。
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