2015年度一般社団法人綾瀬青年会議所の理事長に就任した 嶋 知之さん 早川城山在住 39歳
”夢”は全ての原動力
○…地元の若手が地域社会のために活動する組織「綾瀬青年会議所(JC)」の第36代理事長に就任した。組織に所属して8年間の集大成となる最後の年。「自分が学んできたものを後進に伝えたい」という思いから名乗りを上げた。掲げたスローガンは「STAY DREAM〜夢を持って前進しよう〜」。「普通にやっていたら夢は叶わない。夢を持ちチャレンジする精神を、活動を通し培って欲しい」と力強く話す。
○…「JCの先輩たちからは社会人としての姿勢や企業人としての在り方、向上心など多くを学ばせてもらった」と、これまでを振り返る。取締役を務める旭工業(有)はカーボン加工で工業部品を製造する会社だが、今は一般向け製品開発に挑んでいる。「作っているのはカーボン素材のステーキプレート。JCの経験がなかったら日々の仕事を言い訳にして、新しいことに挑戦してなかったと思う」と目を輝かせ語る。
○…寺尾釜田で生まれ育つ。大学卒業後、秋田の会社に勤めるが30歳頃から身の振り方を考え、家業に入ることを決めた。「戻った理由は使命感が半分で、もう半分は郷土への愛着。結局、綾瀬が好きなんだよね」と満面の笑み。今は夫人と1歳の息子と暮らしており、4月には第2子の出産を予定している。「最近忙しくてご無沙汰だけど、奥さんと共通趣味の野球観戦に家族で行くのが夢。みんなで外野席で大声で応援したい」。父親の顔を覗かせる。
○…理事長として、いかに綾瀬の魅力を市内外に伝えていくかに思いを巡らせる日々。「そのためには地元のいいところの発見・創出が必要だし、それを発信するツールが必要。例えば”あやせサイト”みたいなものを将来的に作れたら面白いよね」。夢を膨らませる。「JCでの活動は今年で最後になるけど、常に夢を持って挑戦し続けられる自分でいたい」と語る表情から、”大好きな綾瀬”の未来を思う気持ちが溢れていた。