綾瀬市サッカーフェスティバル社会人チームで優勝したFCリバラルの代表を務める 渡邉 勇さん 上土棚北在住 43歳
負けず嫌いの「監督選手」
○…社会人サッカーチーム「FCリバラル」で、代表と監督と選手を兼任している。今回優勝したサッカーフェスティバルは、市内小学生・中学生・社会人・シニアの予選を勝ち抜いたチームが、各部門の決勝戦を行う一大イベントだ。「クジ運が悪かった」という1回戦の相手は、他市の強豪チームとも互角以上に渡り合うチーム。「うちは負け越している相手だったけど、この勝利が自信につながった」と大会を振り返る。
○…リバラルは、試合に出場したくて2001年に自ら作ったチーム。常時20人ほどが毎週木曜のナイター練習や試合で活動しており、長男も所属しているそうだ。「うちは強くも弱くもないチーム」と分析するが、チームワークがハマった時の爆発力はなかなかのもの。市内大会上位チームが参加できる他市大会出場や、一昨年の夏の大会優勝など実績を持つ。「俺が出たくて作ったのに、選手層厚くて最近なかなか出れないんだよ」と大きく笑う。
○…相模原生まれ。結婚を機に綾瀬に移り住んだ。小学生時代は野球少年だったが、27歳の時に中学の同級生に誘われたのがきっかけでサッカーに足を踏み入れた。「運動が得意でサッカーは上手い方だったんだけど、中学時代勝てた奴に手も足も出なくて。悔しくて、たばこも止めて本気で練習した」と負けず嫌いな一面を覗かせる。普段は自営業の瓦職人。今は仕事後のサッカーと、行きつけの居酒屋での一杯が日々の楽しみだそうだ。
○…サッカーの魅力は、思い通りのプレーができた時の面白さとチームプレーの楽しさ。「本気になれば何でもやれる」「自分に負ける奴は他人に勝てない」が持論で、監督として教えるのは精神論。チームの取りまとめは基本、キャプテンと副キャプテンに一任している。「その方が自由にできるし、選手も楽しいだろう」とニヤリ。この姿勢が、リバラルの強さの秘訣なのかもしれない。