綾瀬高校陸上部の高松竜司さん(2年)が、9月26日に横浜市の三ツ沢陸上競技場で行われた「神奈川県高等学校新人陸上競技大会」の円盤投げで優勝した。10月24日・25日に正田醤油スタジアム群馬(群馬県前橋市)で開催される「関東高等学校選抜新人陸上競技選手権大会」に出場する。
円盤投げは一選手が3投し、記録を競う競技。県新人戦では予選上位8人が決勝に駒を進める。
高松さんは今大会、39m04の記録で優勝した。「コンディションは良かった」と試合を振り返るが、それだけに「自己ベストの42mに届かなかったのは悔しい」と拳に力を込める。
きっかけは顧問
同競技との出会いは、高校に入ってから。中学時代は野球部に所属していたが、何か別のことを始めようと模索していた時、1年時の担任で陸上部顧問を務めていた内田安昭教諭に誘われた。
「身長があり手も長く、円盤競技をする上で恵まれた体格をしていた」と、内田顧問は話す。期待に応えるように夏頃から記録を伸ばし、昨年の新人戦で入賞するなど頭角を現し始めた。競技に没頭するのに時間はかからず、「投げるたびに記録が伸びるのが楽しい」と魅力を語る。
夏には全国に出場
今年の公式戦では5月に行われたインターハイ県予選で3位入賞し、関東大会に進出。同大会では自己ベストの42mを記録し、6位で全国大会に出場した。
インターハイでは予選敗退となったが「全国はレベルが高く、自己ベストでも予選通過は難しかった」と冷静に分析する。一方で関東大会以降、記録が伸び悩んでいるという課題も抱えているという。
関東大会の時、決勝に残った2年生は高松さんのみ。「1〜2年生しかいない新人戦では、追う立場から追われる立場になる。負けられない」と気を引き締める。
課題克服に向け
今は自身の弱点だという筋力不足改善のウェイトトレーニングや足腰を鍛えるためのダッシュ、バラつきが出る投てきフォーム改善のための素振り練習に力を入れている。
「新人戦関東大会も大事ですが、来年のインターハイも見据えトレーニングしていきたい。常に自己ベストを出せるようになれば、入賞も見えてくるはず」と、意気込みを語った。
綾瀬版のトップニュース最新6件
|
|
|