Ayase食農キッズ(綱島淳子代表)が東日本大震災支援活動として毎年仮設住宅に送っている「手づくりカレンダー」の製作を、初めて綾瀬小学校と共同で行った。同校4年生以上で構成される「代表委員」の運営委員会によって綱島さんに手渡された絵手紙531枚は編集後、今月中に宮城県牡鹿郡女川町の「桐ヶ崎仮設住宅」への送付を予定している。
Ayase食農キッズは、収穫体験や手作り体験、ふれあい体験など「子どもたちの五感を育てる活動」を行う団体。東日本大震災後は、被災地支援のための様々な活動も行っている。
手づくりカレンダーは、震災翌年の2012年から行っている。同年は「ゆめ絵手紙の会」との絵手紙カレンダーを、翌13年は「東翔会」との書カレンダーを、14〜15年は、市民から作品を募り翌年分のものを製作した。
綾瀬小とのコラボのきっかけは、昨年の同校くすのきまつり。雨のため作品募集のブース出展ができなくなってしまったため、安定して継続する方法を模索しようと学校側に相談した。
これを受け綾瀬小では児童会の議題に上げ、「復興支援プロジェクト」として協力を決定。運営委員会が中心となり全校生徒に呼びかけ、「夢」をテーマに児童たちが心を込めて描いた絵手紙が集まった。
手縫い雑巾も作製
また、今年は初の試みとして手縫い雑巾も作製した。送付先である桐ヶ崎仮設住宅が復興住宅への集団移転を2月に予定していることから、引っ越しの掃除に使ってもらおうと5・6年生を対象に募った。
「最近では手縫いの雑巾を作る機会はあまりない。家庭科で習う5・6年生に、身に着けた技術を人のために役立ててもらおうと思いつき、学校に協力を申し出た」と綱島さんは話す。子どもたちがひと針ひと針、一生懸命縫った手作りの雑巾は、約60枚が集まった。
寄せられた絵手紙と雑巾は運営委員会が集計し、綱島さんに渡された。寄贈を受け、「みなさんの温かい気持ち、確かに受け取りました。責任もって被災地の方々にお届けして、みなさんに報告します」と、感謝の言葉を述べた。
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