市商工会が開発を進めていた「綾瀬市工業データベース」の運用が、2月1日から開始される。製品・部品・加工など、ものづくり企業を集約した綾瀬初の工業特化の情報サイトで、市内外の受発注促進や市内企業同士の連携強化に活用し、地元経済の活性を目指す。
このサイトは市商工会工業部会と市内工業5団体、八千代銀行・かながわ信用金庫・商工組合中央金庫の3金融機関で構成される「あやせ工業データベース構築事業実行委員会」が運営する。
構築にあたり他県の同様のサイトを参考に意見を出し合い、情報発信する工業側と企業マッチングのノウハウを持つ金融機関側双方の意見を取り込み、綾瀬独自のものを作り上げた。
「隣の会社が何をしているかわからず、市内で完結できる仕事を外注しているということが往々にしてある」と平本康雄委員長は話す。企業間の連携を強化することで、街を1つの工場に見立てた「ものづくりのまち綾瀬工場」としていくことが構想の礎にある。
主な機能は技術や製品など企業情報を網羅した「データベース」、カテゴリーやキーワードで探す「検索」、相談や見積り依頼ができる「マッチング」の3つ。中でもマッチング機能と、YouTube連動の動画アップ機能は大きな特徴としてこだわった。
現在の掲載企業数は105社。商工会員だけでなく工業団体のみの所属や、どちらにも属していない会社の受入れも行っている。登録企業は随時受付けていくほか、今後の展開として建築や商業など製造業以外への拡大も検討している。
データベースはhttp://akdb.jpで2月1日から一般に公開。また、2月3〜4日にパシフィコ横浜で開催される「テクニカルショウヨコハマ」の来場者向けセミナーで、PRのためのプレゼンを予定している。
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