綾瀬ロケーションサービス(LS)が2月19日、綾瀬市オーエンス文化会館で市民に向けたシンポジウムを開催した。会場では発足1年10カ月で問合せ458件、撮影54件の実績を報告。4月発売予定のご当地グルメ「あやせぶたメンチ」の説明と試食も行われた。
綾瀬LSは、地域に元気と活力を創出する事業「あやせ商業者パワーアッププロジェクト」から生まれた取組み。市民有志団体「ブタロケ隊」と行政、市商工会が連携し、ロケ誘致とグルメ開発を進めてきた。
当日、1部「ロケ編」と2部「グルメ編」に分け、基調講演とパネルディスカッションが行われた。1部では(株)地域活性プランニングの藤崎慎一代表が講師となり、他の成功事例を交えながら綾瀬の撮影作品など実績と、展望を話した。
氏によると、ドラマや映画などで綾瀬のシーンが放映された時間は、広告換算効果約19億円。問合せ・撮影件数含め、全てにおいて1年前のシンポジウム時のペースを大きく上回っている。「特筆すべきは、対応の良さによるリピーター率の高さ。組織作りが良かった」と、要因を分析した。
その後はブタロケ隊メンバーがパネリストとなり、エキストラとして出演した感想や、現場でのエピソードなどを話した。
ご当地グルメ4月販売
第2部は、ご当地グルメ。開発の過程などを紹介し、最後にたどりついた郷土料理「豚すき」を使った「あやせぶたメンチ」が、全国ふるさと甲子園で5位入賞した実績も紹介された。
同メンチは最後に試食で振舞われ、来場者たちからアンケートを収集した。開発は最終段階に入っており、大きさや価格決定など4月販売開始に向けた最後の調整を行っていく。