生蘭高等専修学校合唱部(高橋昌祝(まさのり)顧問)が3月26日、社会福祉法人道志会が運営する老人ホームを訪問し、歌声を初披露した。
歌好きな生徒が集まり、昨年4月に創立されたばかりの同部。「地域に根付いた部活」を目指していることから、例年ボランティアで同校生徒が訪れている道志会に話を持ちかけた。
すでに3年生は引退していたため、この日は1〜2年生14人が施設を訪問。初めての人前での合唱に、生徒たちは緊張した面持ちで入場していた。
校歌など3曲を披露すると「素晴らしい歌声だわ」「もう最後?」など、終わりを惜しむ声が。「幸せなら手を叩こう」を使ったリズムゲームを利用者らと楽しんだあと、歓談タイムで和やかなひと時を過ごしていた。
最後、退場する生徒らに利用者から温かい拍手と「楽しかったよ!」「また来てね!」などの言葉が送られていた。
高橋教諭は「初めての人前での発表で、とても勉強になったと思う。今後、他の施設でもこういった取り組みを定期的にやっていこうと考えている」と話している。