消防団が日頃の成果を競う「第50回神奈川県消防操法大会」が7月28日、厚木市の県総合防災センターで開催され、市の代表として出場した綾南分団(山田雄介分団長)が、小型ポンプ操法で優秀賞を受賞した。
2年に1度、ポンプ車操法と小型ポンプ操法の2部門で開催される県大会。全国大会は交互に行われており、今年は小型ポンプが出場権を得られる年だった。
綾瀬市では例年、ポンプ車操法で出場していたが、「出るなら全国を狙いたい」と分団として小型ポンプを選択。2月からコミュニケーションを兼ねた体づくりの練習を週1〜2回のペースで始め、4月から本格的な訓練に乗り出した。
特訓時間は仕事後の午後8時から10時。週3回集まり、各員の技術とチームワークを高めていった。
結果は1位の横須賀市に1点差で敗れたものの、92・5点で同率だった座間市にタイムで上回り2位に。「90点台は全国でも通用する記録。今回はレベルが高かった。悔しさはあるが、全員力を出し切った」と山田分団長は話している。
小型ポンプ操法は放水ホースを延長して標的を倒すまでの時間や各隊員の行動の迅速性、規律、士気の高さを100点満点からの減点方式で審査する競技。