小園憩の家で8月23日、「レコード鑑賞会」が行われた。家に眠っているレコードを持ち寄り、カフェ雰囲気の中で楽しむという「参加型」の新たな世代間交流事業として、展開していく。
小園憩の家は、地域の高齢者が自由に集い雑談や趣味を楽しみながら交流を図る場として、2014年4月に設置された。小園自治会館が休館になる火曜日を利用し、地域の魅力やセカンドライフの過ごし方を伝える講演、映画鑑賞会など様々な取り組みを行ってきた。
これまでは主催者である運営委員会側が発信する催し中心だったが、委員から「参加者自らが主体になれる企画ができないか」という意見が上がり、検討。自治会館内をカフェに仕立て、参加者自らがレコードを持ち寄り鑑賞するイベントを考案した。
プレーヤーやスピーカーなどの機材や、カフェに必要な小物類は全て運営委員らが家にあるものでまかなった。テーブルクロスをかけステンドグラスのランプが置かれた室内は、普段とは違う落ち雰囲気を醸し出した。
また、参加者は持ち寄ったレコードにまつわる思い出や時代背景などを語るという、ユニークな方法を取り入れている。この日は初回ということもあり、レコードは運営委委員が持参したものを使用した。
ジャズや東京五輪の記録音源、ピアノ曲、歌謡曲など様々なジャンルが流れる中、時折かすれる音さえも「これもレコードの味だよね」と楽しむ参加者たち。当時の思い出に浸り、お茶を飲みながら優雅なひと時を過ごしていた。
次回は11月に開催
レコード鑑賞会「カフェこぞの」は、11月22日(火)に第2回を開催する。午後1時からと7時からの2回を予定しており、どちらも1回2時間ほど。
世代間交流事業のため、年齢制限なく誰でも参加可能。家に眠る昔懐かしのレコードを持つ年配の人だけでなく、音楽好きで集めているという若い人も、コレクション披露の場などに活用できる。
レコードのジャンルは不問。鑑賞のみの参加や途中入場も可。費用は1人100円(お茶菓子・ドリンク代)。
申込みは小園憩の家【電話】0467・79・1301へ。受付け時間は火・金曜の午前10時から正午と、午後1時から4時。
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