小園地区で9月17日と18日の2日間、「小園子どもみこし」=写真=が練り歩いた。今年も大勢の担ぎ手が、威勢のいい掛け声とともにみこしを担いだ。
同みこしは、小園の子之社の例大祭に合わせ毎年巡行している。本祭前日の「宵宮」と合わせ、延べ300人ほどの子どもたちが参加しているという。
1987年に建造されて以降、例大祭を華やかに彩っていた子どもみこしだが、少子化などから一時、担ぎ手が減少。自治会役員の手や台車を使い、どうにか運行していた時期もあった。
事態を打開するため、小園自治会ではPTAや子ども会、お囃子の若手、保護者らを巻き込み、解決策を模索。ラジオ体操のカードをヒントにみこしのルートをチェックポイントにしたスタンプラリーに仕立て、スタンプ数で必ずもらえる参加賞と豪華賞品が当たる抽選会を用意した。
以来、子どもたちの活気は戻り、山車とともに例大祭に華を添えている。今年も「わっしょいわっしょい」という元気な掛け声が、小園中に響いた。