NPO法人ふるさと環境市民で「ふるさとの宝かるた博士」を務める高橋元さんが、紙芝居「あやせのおもしろ七不思議」を考案した。11月11日・12日の2日間、市役所7階市民展示ホールで初公演が行われるほか、挿絵を担当した市内在住の絵手紙作家・橘川芳恵さん=人物風土記で紹介=の作品展示が行われる。
おもしろ七不思議は、高橋さんが同法人で担当している「綾瀬いいとこ再発見ふるさとの宝カルタ」の第2弾として考案された。2年前から温めていた企画が、市のきらめき補助金事業として今回、実現した。
きっかけは、高橋さんが目にした厚木の七不思議の新聞記事。宝カルタを軸にした歴史講座を市内各所で開く傍ら、市の広報まちかど特派員としても精力的に動く同氏は、「自分がこれまで調べたもので生まれた疑問をまとめたら、綾瀬でも作れるのではないか」と思い至ったという。
「なぜ、綾瀬には高い山がないのに古来から水が湧き出るのか」「綾瀬にあった早川城って?」「実は綾瀬に駅があった」など、多種多様な事柄を資料の矛盾や伝説、諸説と結び付け、高橋さん独自の「7つの不思議」として映像を交え公演する。
一方、ふるさと環境市民から依頼を受けた橘川さんは、以前に宝カルタのイラスト50枚も担当している。今回は挿絵制作のためにカワセミを描くための資料購入から始まり、神崎遺跡資料館での模型スケッチ、小園に寄った際にはすでに現存しない梵天塚について聞き込みをするなど、精力的に動いたという。
同法人からの依頼イメージと資料をもとに描き上げた挿絵は、色鮮やかで温かみに溢れたイラストに仕上がっている。また、重厚感ある紙芝居台は橘川さんの夫が手作りするなど、夫婦共同作品となった。
絵手紙展等も開催
紙芝居公演は、11日は午後2時から3時半に、12日は午前10時半から正午に実施。10日(金)から12日(日)の午前10時から午後4時(最終日3時)には、「絵手紙作家・橘川芳恵展」と「ふるさとの宝カルタ原画展」も同時開催される。「あくまで、諸説ある一つ。だから”おもしろ”ですが、これが郷土の歴史や魅力を考えるきっかけになってくれたら」と高橋さんは話している。
問合せは同法人【電話】090・8004・4166か市市民協働課【電話】0467・70・5640へ。
小園でも七不思議披露
11月14日(火)には、小園憩の家の多世代交流事業「あやせいいとこ再発見講座」で、同紙芝居の公演が予定されている。
申込みは小園憩の家【電話】0467・79・1301へ。
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