綾瀬青年会議所理事長に就任した 津田 哲郎さん 深谷中在勤 39歳
40周年に向け「楽しく」活動
○…地元の若手が地域社会の為に活動する組織「綾瀬青年会議所(JC)」の第39代理事長に就任した。掲げるスローガンは「現状打破〜楽しくなければJCじゃない!〜」。本来、仕事とは切り離した地域貢献活動を旨とする同組織だが、「JCにもお互いの仕事にもメリットを生み出し、会員が楽しんで活動できる環境を作りたい」と話す。守るべき伝統は守りつつ、今の時代に即した新たな風を組織に吹かせる。
○…つだ歯科矯正歯科の院長。2013年に深谷中のライズモール完成に合わせ、医院を開業した。来てすぐに商工会青年部に入り、「JCは?」と聞かれすぐに入会。以前勤務医として働いていた千葉県でも賛助会員としてJCに携わっていた経験があるため、即断した。本格的な活動は初めてで多忙な日々を過ごすが、「忙しいのは好きだから性に合っている」と楽しげ。「特に仲間が増えたのが大きい。外から来ての開業だったから、心強かった」と笑顔を見せる。
○…静岡県清水市(現静岡市清水区)出身。山の中を駆け回り遊んでいる子どもだった。歯科医を志したのは高校2年の時。その後、東京歯科大を卒業し、勤務医や雇われ院長として実績を積み、子どもの小学校進学に合わせ独立した。小5と年長の娘を持つ2児の父。「診療を通しても思うけど、綾瀬は人の繋がりが密なまち。子育てにいいよね」と微笑む。
○…綾瀬JCの認知度向上や、メンバー増員など課題は多くある。「でも、まずはメンバー同士の仕事に繋がるコミュニティづくりをしたい。自分の仕事が安定して、初めて活動に本腰が入れられるわけだから」と持論を語る。来年はJC創立40周年の年。準備期間の理事長として、果たすべき役割は大きい。「メンバーにとって意味のある会にすればおのずと認知度が上がり、会員増強に繋がるはず。今の時代に即した組織にしたい」と展望を語る。