市園芸協会トウモロコシ部会(山田英毅部会長)が栽培するトウモロコシが、このほど綾瀬ブランド「菜速あやせコーン」に認定された。優良な農作物をブランド化するため今年度から始まった新たな取り組みで、同部会のトウモロコシが認定第1号となる。
「綾瀬ブランド」の認定制度は他の産品との差別化と、市内農作物・綾瀬市の知名度向上を目的に創設された。生産者、市場流通関係者、消費者、関係行政機関職員の7人で構成される審査会によって認定が行われる。
品質や信頼性、市場性、将来性、地域貢献度の観点から審査基準に照らした審査が行われる。申請があった同部会のトウモロコシは、重量471グラム、糖度19度と質の高いものだったという。
夜間に糖分や水分を蓄えるトウモロコシは朝の収穫直後が最も糖度が高く、時間とともに甘みが抜け1日経つと半減すると言われている。同部会では大消費地に近い立地を活かし、収穫から6時間以内に販売店に届ける「最速」になぞらえた「菜速」を付加価値とする取り組みを続けてきた。
認定式で古塩政由市長は、「皆様の市内外への積極的な広報・販売活動で、綾瀬産野菜の認知度と人気、市の知名度向上に繋がっている。これからも、今まで以上の品質で綾瀬の農業振興にご尽力を」と期待を寄せた。
これを受け山田部会長は、「綾瀬ブランドという形で認められ、誠に嬉しく思います。一部の人が好む嗜好品としてではなく、お年寄りからお子さままで老若男女に愛されるトウモロコシとして『菜速あやせコーン』を作り、行政、JAと協力し綾瀬を盛り上げていければ」と話した。
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