愛川音頭がCDに 昔のレコードから採譜編曲
昭和9年、1つのレコード盤に吹き込まれた楽曲「愛川音頭」が今よみがえる―。
愛川音頭は、ふるさとの歴史や情景を歌った楽曲。正確な制作時期は不詳だが、愛川町田代の山口秀雄さん宅に残っているレコード盤には昭和9年吹込とある。山口さんは「昔あったこの歌を大勢の人に聞いてもらいたい」と昨年の暮れ頃からテープへの録音を試みた。しかし、レコード盤自体が古いこともあり、完全な状態での録音はできなかった。どうにか再現できないかと年長者に聞くなどしたが、その旋律までは分からなかった。
そこで山口さんは近所に住み、音楽に精通している松野恒雄さんに相談。松野さんは、山口さんが当時のレコード盤からテープに録音したかすかな音源をもとに採譜・編曲し「愛川音頭」を再現。今年の4月過ぎ頃にはCDに収めることができた。松野さんは楽曲の紹介文で「数多くの方々のアドバイスや監修の山口秀雄氏、ならびに音楽家プロフェッショナルの仲間たちに構成を委ねてようやく完成に至ったこと、誠に感謝にたたえ、厚く御礼申し上げます」と記している。
山口さんは「今はだいぶ様変わりしたが、愛川音頭の中には、昔のままのふるさとの姿が残っている。懐かしんで聞いてもらえれば」と話している。
―愛川音頭の一節
桜堤に チョイト 春風受けりゃ 鯉を釣る手に 鯉を釣る手に花が散る ヨイトコ ヨイトコ 花の愛川 ヨイヤナー
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