鳥類の"一瞬"を見よう 町郷土資料館で1月4日から写真展
県立あいかわ公園内の愛川町郷土資料館で来年1月4日(水)から31日(火)まで写真展「あいかわ公園の野鳥」が行われる。あまり見ることができない猛禽類のクマタカ・オオタカ・ミサゴなど展示数は約40点。
「様ざまな地域文化とのふれあいが楽しめる憩いと交流のレクリエーション拠点」として整備されたあいかわ公園は、数多くの野鳥が訪れる場所でもある。
町郷土資料館では平成21年の開館以来、その自然豊かな立地を活かし、「郷土で見ることができる野鳥」として職員を中心に撮影を続けてきた。今回、町内在住者らの写真提供も合わせておよそ40点の展示資料が集まり、写真展の初開催に至った。
また展示準備期間中に郷土資料館職員が、日本鳥類保護連盟専門員の坂本堅五氏があいかわ公園で撮影した写真があるということを聞き、協力を要請。内容は、クマタカ・オオタカ・ミサゴ、アオサギ・カシラダカ・ハクセキレイ・ヤマセミなど35種以上におよぶ。
展示の見どころと楽しみ方
鳥類は観察が難しいことで知られている。今回の写真展では、木の実や昆虫を捕食しているシーンの写真など詳細に確認することができる。
また、展示される写真はあいかわ公園と宮ヶ瀬ダム周辺で撮影したものであるため、公園を訪れた際に、注意深く散策すると、同じ様子を目撃できる可能性もある。郷土資料館学芸員の山口研一さんは「同じものをもう一度撮影することは不可能なので一瞬の勝負。それがまた楽しみでもある」と話す。
会期中の休館日は1月16日・23日・30日の各月曜日と10日(火)。なお、郷土資料館では、あいかわ公園内の野鳥を撮影した人で、写真を資料館に展示したいという人も受け付けているという。山口さんは「大勢の方のご協力を頂き、新たな写真枚数が確保できた際は次の展示会を開催したいと考えている。来園者や資料館見学者の中から鳥の世界のスクープ写真が出て来れば嬉しい」と話している。
問い合わせは愛川町郷土資料館【電話】046(280)1050まで。
※写真はいずれも資料館職員撮影
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