愛川の鈴木さんが大賞に 新聞社主催の自費出版表彰で
神奈川新聞社主催の第4回「かなしん自費出版大賞」の表彰式が11月28日に同社で行われ、愛川町半原に住む鈴木光雄さんの「半原宮大工矢内匠家匠暦譜」が大賞を受賞した。
同賞は、同社で制作された優れた自費出版物等を表彰するもの。4回目となる今回は2009年4月から2011年3月に出版された書籍が対象だった。
受賞にあたり鈴木さんは「自分の本が賞をもらえるとは思ってもみなかったので、とてもびっくりしている。これが郷土の誇りである矢内さんを知ってもらうきっかけになれば嬉しい。自分なりに精一杯やったが、まだまだ足りないことも多いのでそれは今後の研究課題」と話している。
著書は全国の新聞社等で構成される全国新聞社出版協議会主催の「ふるさと自費出版大賞」の優秀賞もあわせて受賞した。
鈴木さんの著書「半原宮大工矢内匠家匠暦譜」は、超一流の職人として全国にその名を馳せた半原宮大工矢内匠家について調査・解明したものをまとめたもの。自身も工務店を経営し、半原宮大工矢内匠家14代曾孫弟子であったことから興味を持ち、調査を開始。以来20年以上かけて5世代200年に渡る歴史を取材した集大成だ。
鈴木さんは、江戸城の普請や関東一円に広がる神社仏閣建造で貴重な功績がある矢内匠家を知ってもらおうと、これらの資料をもとにこれまで愛川や厚木などで展示会を開催している。今後は湘南地区での開催も決まっており「体の続く限り展示会を続けたい」としている。
「半原宮大工矢内匠家匠暦譜」はA4版257ページ。町の図書館、郷土資料館等で閲覧できる。
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