愛川町社協 紺色バンドは応援者 知的障がい者サポーターの取組み進む
愛川町社会福祉協議会(橋本利男会長)が「知的障がい者サポーター」の周知を進めている。同協議会による独自の取組みで、障がい者が住みなれた街で安心して暮らせるための風土づくりを目的としている。
町社協では、同協会が実施する「知的障がい児・者養成講座」を受講した人を「知的障がい者サポーター」と呼んでいる。サポーターといっても何かをする存在というのではなく、障がいについて知り、本人や家族を温かく見守る応援者の意味で、現在町内に32名がいる。
講座は毎年、福祉施設等の職員らを講師として招き、障がいについての理解や関わり方、当事者や保護者の思い、町内での活動などを学んでいる。講座終了後に渡す紺色のシリコンバンドが受講者の目印だ。
この取組みは、社協を主体に、様々な地域福祉課題を話し合う「愛川の底力住民委員会」で持ち上がったもの。地域で知的障がい児・者への理解が進んでいないために、心ない言葉を浴びせられるなどの事例が発生しているとの声が寄せられていたため、その解決にむけ始まった。
店舗にも協力呼びかけ
今年6月に実施された養成講座を5名の店員が受講したセブンイレブン愛川半原店は「知的障がい者サポーターのいるお店」として町内第1号。それを示すポスターも掲示されている。町社協では「今後もサポーターを増やすとともに、町内のお店の方々に講座参加してもらえるよう呼びかけていきたい」と話している。次回の養成講座は来年度を予定している。
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