伝えたい77の言葉 宮ヶ瀬小が子育てカルタを制作
清川村立宮ヶ瀬小学校(高村大校長)で、今年度の学校ボランティア活動として、保護者らが中心となって制作を進めていた「子育てカルタ」がこのほど完成した。今後は地域や学校のイベントで活用していくという。
「ゲームをするなら1じかん、ねがわくばやらないで」、「おしゃれするより、まずみだしなみ」、「ただいまと、てあらいうがいはあたりまえ」…。
自分たちが幼い頃に言い聞かされたしつけや子どもたちに伝えたい言葉をカタチにしたらどうか―。そうして浮かんだのがカルタづくりのアイデアだ。
中丸真由実教頭によると「言葉を考えたり、イラストを描くというのが敬遠されたのか、最初はほかの学校ボランティアに比べて人気がなかった」という。しかし継続した呼びかけで小野由香さん、小嶋繭子さん、橋本祥代さんの3名が制作に参加。今年5月からおよそ毎週1回のペースで作業がはじまった。
伝えたい言葉はたくさんあれど、50音に合わせてうまく文章を考えるのが一苦労。家に持帰っての”宿題”もしばしば。言葉をつくりやすい音には人気が集中する一方、最終的にどうしても思い浮かばず、ない音もある。言葉の次は、それに合わせたイラスト描き。本などを参考にしたが、3人は「これが一番大変でした」と振り返る。最後にラミネート加工を施した。
完成したカルタは、A4の紙を4分割した大きさで、全部で77枚。手づくり感たっぷりのそのカルタには、保護者たちの想いがつまっている。
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