10月14日から始まるラビンプラザまつり実行委員長 小倉理男(みちお)さん 愛川町半原在住 63歳
全員参加が合言葉
○…「これ以上椅子が並ばないという位、たくさんの人に来場してもらいたい」と第一声。10月14日から21日まで愛川町の半原公民館で開かれるラビンプラザまつり。同施設の利用団体が活動の成果を発表する場として始まり今年で13回目となる。今年のテーマは「出あい、ふれあい、絆の輪」。復興に向けて懸命に進む東日本大震災の被災地を忘れてはならないという思い、そして今こそ地域の人のつながりを深めなければならないという思いを込めた。
○…30団体の代表者からなる実行委員会。今年の5月から準備を進めてきた。会では「全員参加」が合言葉。参加者たちは出演や発表だけでなく、準備や片付けまで自主的に行う。まさに”手づくり舞台”だ。実行委員長としてイベントの周知にも余念がなく、フットワーク軽く町内を飛び回るが、人を呼ぶためだけではない。「まつりは交流の場だと思うんです。たくさん集まってもらうことで、そこから生まれる人の輪が大きくなれば」と。
○…区長を務める宮本区は、町内でも高齢化率が高いエリア。加えて、ひとり暮らし高齢者も多いという。だからこそ、普段から顔が見える関係づくりは重要課題。そこで体育館に会議室、和室に調理室と何でも揃った半原公民館の利用を促進し、人が集う仕組みができないかと、公民館職員らと協力しながらアイデアを模索中だ。
○…町民活動サポートセンター運営委員、福祉ボランティアと精力的に活動。開いた手帳は細かい文字がびっしり整列している。真一文字に結んだ口もとがふっとほころんだのは、大好きな山の話。定年後、健康づくりにとはじめて以来、すっかりはまった。先月も北岳に登ってきたばかり。「常に緊張の連続。それが魅力なのかなぁ」と。この他、詩吟で声を出し、バドミントンで汗を流す。