広がる支え合いの輪 社協ボランティア登録伸びる
ボランティアをしたい人と支援を必要とする人のマッチングの効率化を目的に、愛川町社会福祉協議会が今年4月に始めた登録制度。開始から半年が経過し、現場ではどのような変化があったのか話しを聞いた。
現在、町社協に登録しているボランティアの数は個人が10名、団体が10団体だという。この数字だけをみると少ないようにも感じるが、団体の合計会員数はのべ250人以上にも上る。団体として登録している人は敢えて個人登録はしないため、社協担当者はこの数字に一定の手ごたえを感じている。
登録制度を開始したことで新たな動きが出てきた。団体登録者はこれまでも何らかのボランティア活動に携わってきた人がほとんどだが、個人としての登録者はボランティア自体が初めてという人ばかりだという。年代も30代から80代までと幅広い。これについて担当者は「ボランティアを始めるきっかけづくりになっているのでは。これまでになかった楽器やダンスなどのジャンルも増えている」と話す。
ボランティアは「できる時に、できる人が、できる範囲で」が基本。自分の趣味や特技をあてはめて登録する人が増えたというわけだ。「何かをしたいという気持ちを大切にしたい」。たとえすぐに活動の機会がなくても、登録してもらうことで社協も「地域の人材」と継続的に連絡がとれるようになっている。
登録制は、社協が実施する講習会を経ずにすぐに現場で参加できるのが特徴。担当者は「今後も増えてくれれば嬉しい」と期待を寄せる。年度更新制だが、登録は随時。問合せは町社協【電話】046・285・2111へ。
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