鉄道誘致など質問続々 子ども議会「私の提案」
子どもの視点で町政について意見や要望を発表する「愛川町子ども議会」(主催/愛川町・愛川町教育委員会)が10月27日、議会本会議場で開かれ、町内の小中学校と県立愛川高校生の合計18名が参加した。
子ども議会は町の将来を共に考え、町民としての自覚や郷土愛を高めることなどを目的に始まり今年で9回目。平成8年から隔年で開催されている。
進行は前半と後半の2部に分かれ、藺牟田辰朗さん(愛川中原中)、黒田香織さん(愛川高校)の2人が交代で議長を務めた。各学校から推薦された代表者計18名の「議員」たちは、私の提案として1人ずつ質問に立ち、山田登美夫町長ほか町幹部職員を前に考えを述べた。議員たちは、路線バスの増便、鉄道誘致、病院診療科目の充実、学校施設の改修などについて要望を発表。
「愛川町が大好きで将来も住み続けたいので、気軽に行ける公園に遊具を作ってほしい」という要望に、山田町長は、現在第1号公園体育館のトリム広場整備を行っていることなどをあげ、「早ければ冬休み頃には完了するので楽しみにしていてほしい」と答弁すると議員たちは大きくうなずきながら耳を傾けていた。議会を終え、参加者の1人は「初めて入った議場の雰囲気に緊張したが、思ったことをきちんと発表できた」と満足そうに話した。
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