北極冒険家の先輩が講演 荻田泰永さんが愛川高校に
県立愛川高校で12月7日、PTA成人委員会の主催による講演会が開かれた。3回目となる今年度の講師は、北極冒険家として知られる荻田泰永さん(35歳)。荻田さんは、愛川町出身で同校の11期卒業生。北極点無補給単独徒歩到達に向けて活動をしている。当日は「北極が呼んでいる〜僕を動かす夢の力」と題し、スライドやビデオを交えながらこれまでの活動の一端を紹介。目標を持って生きることの素晴らしさなどをうったえた。
荻田さんは、大学を中退し、目標を見失っていた時に偶然見たテレビで北極の世界へと足を踏み出し始めたという。スクリーンに映し出されたこれまでの冒険映像は、見渡す限り氷に覆われた世界。少し先に行ってカメラを設置して、また戻り、極寒の中で歩みを進める自分を映すという方法で収めたものだという。その迫力ある映像に、生徒たちの耳目は釘付けの様子だった。荻田さんは、今後の目標として北極点無補給単独徒歩到達の再挑戦、南極大陸、若者を連れての北極冒険、冒険から得た挑戦心や主体性などの意義を広めることなどを挙げ、「北極点の無補給単独徒歩到達は、世界で2人しか成功者がいない極地冒険の最高難度。そういうところをめざしたい」と力強く語った。
また、質問コーナーでは、ホッキョククマに遭遇した話しや就寝時にテントを揺らされた話しなどを披露。どんな質問にもユーモアを交えながら丁寧に受け答えする様子に会場からは拍手が絶えなかった。
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