県営初のメガソーラー開所 半原の旧県警グラウンド跡
愛川町半原で県企業庁が整備を進めていた県営初のメガソーラー施設「愛川太陽光発電所」の開所式が5月18日に同所で開かれた。式典には黒岩祐治知事ほか県関係者、山田登美夫愛川町長らが出席し完成を祝った。
メガソーラーの敷地は3万2千平方メートル。7902枚の太陽光パネルが設置され、年間発電電力量は、一般家庭の520戸分に相当する約188万キロワットアワーを見込む。また敷地の中央には太陽光を追尾して発電するシンボル設備も設置された。パネルの周囲は町の花でもあるツツジが植栽された遊歩道となっており散策ができる。
式典で挨拶に立った黒岩知事は「新たな観光の核としてみなさんと育てていきたい」と話した。また山田町長は「公園的要素も備えた施設で、町内外からの見学者も多くなると推察され、期待している」と述べた。この日はオープニングイベントとして伝統文化の三増の獅子舞や半原の清流太鼓、民謡保存会の管巻き唄なども披露され、会場を盛り上げた。