技術過信せず、安全運転を 厚木署 事故防止キャンペーン
「運転にゆとりとやさしさ思いやり」。6月1日から30日までの1カ月間は、二輪車交通事故防止強化月間。厚木警察署と清川村交通安全指導隊はこの初日に合わせ6月1日、清川村宮ヶ瀬の水の郷第2駐車場で事故防止のための啓発キャンペーンを実施した。
会場には二輪車の「走る」、「曲がる」、「止まる」といった基本動作を学ぶことができるライディングシミュレーターが登場。危険回避に重要なブレーキの計測が実施された。
シミュレーターは、実車と同様のポジションで、目の前にある画面に映しだされる走行体験画面をもとに進んでいく。途中、実際の道路状況でも起こり得る危険場面が登場し、その回避の対応の仕方等が測定結果として数値として示され、体験者に渡される。
厚木署員と交通安全指導員らは、ドライブ等で宮ヶ瀬を訪れる人々に安全運転の呼びかけとともに、シミュレーターを紹介。学生や家族連れなど40人が体験した。体験後には白バイ隊員によるブレーキの上手なかけ方やスロットルグリップの握り方など運転技術に関する解説もあり、仲間同士でツーリングに訪れた学生グループらは熱心に耳を傾けていた。
川崎市から行楽で訪れたという家族連れの父親は「普段は車と原付にしか乗らないが、数値を見て、ブレーキのかけ方など、自分の技術ができていないことが分かった」などと話していた。
今年1月1日から5月末日までの段階で厚木署管内の二輪車の事故は145件発生。このうち、二輪車がからむ死亡事故も1件発生している。厚木署では、強化月間中、厚木市内の大学等での安全指導、市街地での街頭点検なども実施する予定。
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