神奈川県町村議長会の会長に就任した 山本 善男さん 清川村煤ケ谷在住 67歳
あふれ出る清川への愛
○…1949年に相互連携と地方自治の発展を目的に設立された神奈川県町村議長会。当初は108名の町村議会議長によって構成されていたが、合併を経て、現在は14町村の議長からなる。自身は52代目で清川村議会からは3人目の会長。「個々の質の向上に向けた取り組みはもちろん、国や県への要望活動など、全体で進んでいきたい」とにこやか。
○…住宅設備業に携わっていたが、55歳で村議選に立候補し初当選。現在4期目だ。清川村については「穏やかで緑豊か、大変すばらしい水…」とその魅力は次から次へとあふれ出てくる。一方で、避けては通れない少子高齢化、医療、交通インフラなど課題も多く、継続的に調査研究を行っている。また、村全体が自然公園に指定され、土地の利用に規制も多いことから、今後も産業の発展は簡単ではないと感じている。「商工のほか山と緑と湖の観光を推し進めていくことが重要だと思う」
○…今年4月の村議選は無投票で立候補者全員の当選が決まった。「村民の代表として、今後の活動で見せなければいけない」と顔を引き締める。4年前に一時体調を崩したのをきっかけに、生活習慣を見直し。今では時間を見つけてはウォーキングへ出かけている。また食生活もバランス重視に転換。「当時は体重も減ったけど、今では筋力も戻ってきたんだよ」と胸をたたいてみせるなど、健康管理には気を配っている。
○…仕事の取引先で出逢い「職場結婚みたいなもん」の奥さんとはゴルフが共通の趣味。熱心な自身の様子を見た奥さんが「そんなに面白いならば」と後から始めたそうだ。今ではスコアで遅れをとることもあるという。近所に住むお孫さんはかわいい盛り。話しが及ぶとついつい目じりが下がる。家の中では「さくらちゃん」。10年暮らす愛犬だ。