地域防災の要めざす 愛川町 消防団員がスキルアップ講座
地震やゲリラ豪雨など愛川町に影響を及ぼすと想定される自然災害について、応急対策と基礎技術を学ぶ消防団員向けの教育講座が6月16日に町消防庁舎周辺で実施され、町内の各団から計31名が参加した。
愛川町の防災の基本となる地域防災計画では、大地震発生時等の町消防団員の活動について、地域防災の要として中核的な役割を担うとしている。そのためには、町の具体的な防災対策を知ることや、応急対策の基礎知識を身につけることが不可欠であるため、町では、隔年で地震災害対策と土砂災害に対する水防活動の技術向上をめざした訓練が行われている。
訓練は消防職員が講師となり、1日を通して行われる。前半が地震・台風、土砂災害、水防工法などについて学ぶおよそ4時間の座学。後半は土のう作りなど、実践的な技術を2時間かけて学んだ。
訓練を終えて参加者の1人は「消防団は、火災の消火活動だけではなく、地震や風水害など様々な災害に対応する。その活動をあらためて勉強することができた」と話していた。
講師を務めた町消防本部職員は「大規模災害時には、消防団と消防署が一体となり対応する必要がある。研修で得た知識や技術を現場で発揮していただきたい」と話している。
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