29点が新展示 町郷土資料館 戦争テーマに企画展
愛川町郷土資料館で8月31日まで「戦争の記憶―68年―」と題した企画展が開かれている。展示会は隔年開催で今年が3回目。写真やテントの設置杭、日章旗、召集令状など102点の資料が展示されている。
展示会では、ふるさとの先人たちが体験した戦争の惨禍とそこからの復興にスポットをあてる。寄贈された資料、同館所蔵品、個人所有物など102点は「相模陸軍飛行場」「出征兵士」「銃後の守り」「復興への足音」の4つに分類されている。過去2回の展示会では、期間中、いずれもおよそ1万人の来館があった。夏休み中で公園利用者が多いことを考慮にいれても担当者はテーマへの関心の高さを感じている。また、来館者の中から「このような企画があるのならば」と新たな資料が寄せられているともいい、3回目といえども資料の約28パーセントは新たな展示物だ。
同館学芸員の山口研一さんは「たとえば、燈火管制用の電球広告などを見てもその時代がわかる。今、そして焼け野原からの復興もこの世代の方々の奮闘によるもの。ぜひその歩みをみつめてほしい」と話している。企画展は8月31日まで。会期中は休館なし。問合せは愛川町郷土資料館【電話】046・280・1050へ。
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