保健サービスの拠点に 愛川町健康プラザが完成
昨年から工事が進められていた愛川町の新保健センター「愛川町健康プラザ」がこのほど完成し9月29日に竣工式が行われた。今後、健康増進のための相談・教育、母子保健、介護予防などの拠点として機能していく。
旧保健センターは昭和52年に完成し、建設後35年が経過し老朽化が進んだことに加え、高齢化の進行等による保健事業の需要増加や健康寿命の延伸といった観点から施設の充実が課題となっていた。
新保健センターは鉄筋コンクリート造3階建て。延床面積は1726・11平方メートルで、旧施設のおよそ4倍の広さとなっている。屋上には太陽光発電設備も備えた。総工費はおよそ6億110万円。
館内には、集団検診や健康診断のスペースのほか、相談室、授乳室、調理実習室などが配置された。また、保健事業の効率化を図るために今春に新設置された健康推進課に加え、子育て支援センターが入り10月1日から業務を開始している。
式典で挨拶に立った山田登美夫町長は「各種保健事業が市町村に移管される中、健康福祉の充実に努め、この健康プラザが町民活動や健康増進の場として気軽に利用され、健康づくりの一層の前進が図れるよう祈願する」と述べた。
式典後には、出席者への内覧会も開かれ、保健師らが血圧測定や骨密度測定などを実施した。