菜の花ロードが進行中 まちづくり団体が整備・種植え
愛川町の田代運動公園裏側の河川敷で「菜の花ロード」を作る取り組みが始まっている。およそ350メートルの桜並木がある場所でもあり、順調に進めば来春には桜と菜の花の競演が目を楽しませてくれそうだ。
作業を進めているのは、愛川町西部地域まちづくり推進委員会だ。同会は半原・田代地区の振興を目的に1999年に発足。以後、2年に1回のペースで沿道を使ったまつりを企画・実施。2005年からはこれをクリスマスイルミネーションが中心のナイトイベントに転換し毎年開催。そして今年は、田代運動公園外周道路の桜ライトアップと地域のピーアールのために趣向を凝らした活動を展開している。
もともと桜並木に平山橋、そして河川と美しいロケーションが揃っていたこともあり、ライトアップで一層輝きを増した今年の夜桜は例年にも増して好評だった。そこで会の中で持ち上がったのが菜の花ロードづくりだった。
きっかけはメンバーが見つけた1枚の写真。それは秋田県でも桜のまちとして知られる角館町。見れば川沿いを彩る桜並木は田代とよく似たロケーションだった。周囲には色とりどりの花も同時に咲いており、田代のイメージとなった。
花も笑顔も広がれ
最初に取り掛かったのは川沿いに生い茂る草の刈り取り。会員たちが機械を持ち寄り、計6台でおよそ2時間、300メートルを整備。同時進行で桜の時期に合わせて花をつけて、なおかつ丈夫な種類の種を調達した。そして10月8日、早朝からメンバーたちによる種植えが始まった。運動公園の外周道路は、厚木方面から相模原方面へ抜ける国道沿いからひと際目に入る場所でもある。メンバーたちは「花が咲いて町内外のたくさんの人に見てもらうのが楽しみ」と口を揃えた。