愛川・清川版 掲載号:2013年12月13日号
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12月16日に開かれる町の食育セミナーで講師を務める 熊坂 敏雄さん 愛川町中津在住 66歳

愛川のお水は最高

 ○…大きな声での軽快トークがトレードマークの名物”マスター”。愛川町や厚木市の中学校でもしばしば職業講話に招かれている。調理師として人前で話をする時、決まって訴えるのは水の大切さだ。「人間の身体を作り上げるものであり、基本中の基本」と力を込める。今回のセミナーでは唐揚げを教える予定だが、「またまた水の話が長くなりそう」と笑ってみせる。それでも水を考えるとき、地域の環境のこと、空気のことを避けては通れず、食にとどまらない気づきがあると信じている。

 ○…中学2年の時、東京のデパートで初めて食べたパフェ。色鮮やかで美しく飾られたフルーツの数々は、「アイスキャンディー位しか食べたことがなかった」という少年に強烈な印象を残す。調理師という職業を意識した第一歩だ。高校卒業後は父親の勧めもあり、一旦は大学へ進学したが夢を捨てきれずに2年で中退。この時は父親も「『選んだ道で頑張りなさい』と応援してくれた」と振り返る。昼は免許取得のための学校通い、夜は学費を稼ぐアルバイトが始まった。

 ○…念願の調理師人生のスタートは渋谷のレストラン。その後赤坂のホテルに移り、修業を重ねた。29歳で独立当初は「若さもあり、何でもやりたかった」とスパゲティーにビーフシチュー、クリームコロッケなど和洋幅広いメニューを提供。しかし、人気があるのはとんかつばかり。いつしか専門店として認知されるようになった。

 ○…歴史好きで、ご飯、味噌汁、脇役のフルーツや漬物にまで昔ながらのうんちくがいっぱい。だが、最大のスパイスは愛川町のおいしい水。「かつ心の味は愛川町だからこそできている」。開店から38年、地元への感謝の思いはそんな言葉にも表れる。現在、中津飲食店組合の組合長。「町を活気づけるようなグルメをみんなで生み出したいね」と目下、思いを巡らせている。座右の銘は「一源三流」。
 

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