坂本地区で大凧舞う 薫風の文字が大空へ
愛川町中津・坂本地区の農道で5月4日・5日、地元有志らの手により、大凧が元気に舞い上がった。町によると、1905年(明治38年)から続くとされる伝統行事で、2年に1度行われている。
製作は、4月17日からおよそ1週間かけて準備した。骨組みには竹を使い、大きさは縦横約4・5メートルの正方形。しっぽの長さは36メートル、重さは50kgにもなる。毎回、凧に記している題字は赤と青の文字で「薫風」と記された。
この日は午前中に風が出ず、昼過ぎからチャレンジスタート。大人10人がかりで凧を結んだロープを手に一斉に駆け出すがうまく風に乗らない。これを数回繰り返し、やっと大空へ舞い上がったが、途中で紐が1本切れるアクシデントが発生。たこが空回りを始めたためやむなくおろし、午後2時過ぎに再挑戦。すると、見事に成功した。
大野区長は「ここ数年、試し揚げはよかったが、本番で大空高く悠々と舞い上がったのは久しぶり」と話した。
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