土砂災害時の対応確認 台風シーズン前に避難訓練
梅雨の長雨や台風シーズンに備え6月8日、愛川町で土砂災害対応訓練が実施された。消防本部によると町内で34カ所が県の土砂災害危険区域に指定され、この内21カ所が特別警戒区域。備えの徹底のため、毎年この時期に行われているもの。この日は角田区・箕輪区の住民のほか町職員、厚木警察署、町社協など合わせて128人が参加した。
訓練は、大雨・洪水警報が発表されている中で、愛川町に土砂災害警戒情報が発表されたという想定。町から住民への情報伝達、自主防災組織と消防団を中心とした避難の呼びかけと誘導、避難所での名簿管理など「避難勧告」発令時の動きを確認した。一般的に土石流は、発生から被災までの時間が極めて短く、命を守るには、時間雨量や総雨量の気象情報をチェックし、警戒することと、早めの避難が重要とされている。参加者の1人は「昨年は台風の接近により伊豆大島で大規模な災害が発生した。大雨や台風時などは気象情報の確認を心がけたい」と話した。
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