宮ケ瀬湖の湖畔エリアにある「水の郷プロムナード」で1月中旬から、再編工事が始まっている。水の郷地区の活性化に向け、これまで地域から要望があがっていた遊具やじゃぶじゃぶ池、ミストシャワーなど「水と親しめる場所」が新たに設置される。
再編工事はバスロータリー前の水路から県立宮ヶ瀬ビジターセンター前の池まで、広範囲に及ぶ。
大階段前のステージ周辺は「水とのふれあいゾーン」として、じゃぶじゃぶ池やミストシャワーなど水遊び場を設置、既存の霧噴水は残るが、東屋は撤去される予定だ。幸福の鐘周辺は「親子のふれあいゾーン」として複合遊具を設置するほか、ここにも水遊び場を新設。ビジターセンター前の池には、これまで広場に分散して生息していた金魚や鯉を1カ所に集め「生物とのふれあいゾーン」にする計画だ。
工事は原則として土日と祝日は行われない。遊具を含めた工事の総事業予算は2500万円で、3月中旬の完成を目指している。
活性化へ村と地域協働
「水と親しむことができる遊びの場」は、水の郷プロムナード周辺地域の強い要望によって実現した。
水の郷地区を活性化する方法について、清川村と地域が協働で「宮ヶ瀬水の郷地区再編活性化研究会」を2011年度に立ち上げ、地元へのアンケートなどをもとに2年かけて再編構想を固めた。
来場した親子が楽しめるように、遊具や水と触れ合える場所を求める声が多かったため、2013年度に調査・測量を実施し、2014年度の予算に計上された。来場者が多いクリスマスシーズンを避けて、地域の念願である工事がスタートした。村政策推進課によると「これまでは水があっても水路や池などを見ることが中心でしたが、工事が完成すれば水と遊ぶ場所ができる。プロムナードがより活かされる場所になれば」と話す。宮ヶ瀬地域の関係者は「遊具ができることでプロムナードに変化が生まれる。話題になって、来場者が増えてくれたら。子どもたちが遊べる場所に人が留まるようになれば、周辺のお店にも良い効果があるはず」と期待を寄せる。
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