愛川・清川版 掲載号:2015年6月12日号 エリアトップへ

「松葉沢ホタル保存会」の会長を務める 井上 晃一さん 愛川町半原在住 78歳

掲載号:2015年6月12日号

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「ホタル愛」は親子二代

 ○…1980年から活動を続ける松葉沢ホタル保存会。6月6日には恒例となっている「ホタル観賞の夕べ」を開催し、多くの参加者が幻想的な光に酔いしれた。「毎年来てくれる常連の方も『今年は多いね』と言ってくれた。大勢の方に喜んでいただけてなにより」と柔和に微笑む。

 ○…豊かな水が自慢の愛川町だが、高度経済成長期には全国の例にもれず、自然環境に大きな影響があった。半原の松葉沢でも生活排水で川が汚染され、ホタルは姿を消したかに見えた。しかし、上流の湧水にわずかに生き残っていた。「昔を思い出して、ホタルの飛ぶ沢に戻そうじゃないか」と地元の有志が立ち上がり同保存会を設立。初代会長を務めたのは自身の父親で、活動には親子で参加していた。「当初はホタルを見てもらい水の大切さを知ってもらう活動だった」と目を細めて振り返る。

 ○…長い活動のなかで、現在はより踏み込んだホタルの保存に取り組んでいる。水辺の清掃や草刈りなど環境づくりはもちろん、ホタルの卵を採取して大切に飼育、餌となるカワニナも専用の沢で飼育しており、同保存会の活動は一年を通して休みが無いという。「自分たちで試行錯誤を続けています。昔は卵にカビが出ちゃったり失敗もありました」と苦笑する。そんな苦労が報われるのは、やはりホタルが飛ぶ時。「毎年、最初のひとつが飛んだ時が一番嬉しい。『今年も大丈夫だ』って安心するんです」と満面の笑み。

 ○…半原の伝統である撚糸工場の3代目として今も現役。長男長女に恵まれ、長男夫婦と中学生の孫は2世帯住宅で共に暮らす。地域の青年団の文化祭をきっかけに若い頃から演劇にのめり込み、歌舞伎の演劇グループに所属する。「当時の生活や時代考証を勉強したり、演じるだけではなくて奥が深い」と頷く。最近は観劇が活動の中心になっているが「今年も国立劇場に行くんです」とニヤリ。

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