愛川町中津在住の柏木勇次郎さんは、2001年から独学でギターを手作りしている。作るのはクラシックギター専門で、ネックやブリッジなどの部品も手作り。既に十数本のギターを手掛けている。
1981年にギターの学校に通い始めた柏木さん。最初は弾くだけだったが、次第に「ギターをただ買って弾いているだけじゃ面白くない」と思うようになった。小さいころから物づくりが好きだったことから、「自分で作ってみよう」と思い立ち、ギター作りの勉強を始めた。
構造を調べるために手持ちのギターを分解したり、長野県のギター工房へ見学に行ったりして見識を深めた。塗装に失敗して材料を割ってしまうなど試行錯誤を重ね、腕を磨いていった。「いっぱい失敗もしましたけど、経験を重ねることで技術が延びる。失敗は成功のもとなんです」と笑う。
ギターの材料となる木は自宅でじっくりと寝かせ、塗装にも手間暇を惜しまない。時には1本のギターに2年を費やすこともあるという。「時間をかけることでいいギターができる」と柏木さんは笑う。
現在は、オーダーメイドのギターも手掛けるほか、新たな素材として、竹で作るギターにも挑戦しているという。
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